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2021年2月28日2 分

COVID-19のワクチン信頼獲得に関する米国科学アカデミーの報告書の要約を公開します

最終更新: 2021年3月12日

京都大学大学院文学研究科の吉田隼大さんにより、COVID-19のワクチン信頼獲得(confidence building)に関する米国科学医学工学アカデミーの報告書について、要約が作成されましたのでここに公開いたします。
 

 
【本文書の概要】
 
本文書は、米国科学アカデミーによる「COVID-19ワクチンの信頼獲得へ向けての諸戦略」の要約です。2021年2月現在、アメリカではCOVID-19のワクチン接種が継続中であり、より多くの人々へ接種を拡大することが課題となっています。本報告書は、接種拡大のため、一般の人々のワクチンに対する信頼を獲得することを目指した諸戦略についての、専門家による緊急の提言です。本稿を執筆した、社会の専門家による行動ネットワーク(SEAN)は、米国科学アカデミーによって、COVID-19パンデミックにおいて持ち上がる政策問題への対応のために、社会科学や行動科学、経済学の専門家と政策決定者とを結びつけるために設立された組織です。
 
本報告書で示される指針は、特に現在ワクチン接種にためらいを覚えている人々への働きかけを対象としています。彼らがためらう理由は一つではなく、集団や共同体ごとに異なるため、それらを理解し、そのそれぞれに適した仕方で対話を試みる必要があります。また、その呼びかけの方法や内容は、COVID-19についての他の報道の文脈や、刻一刻と複雑に変化する状況に合わせて最適なものとなるように配慮されなくてはなりません。これらを前提としつつ本報告書で述べられる中心的な主張が、BOX1およびBOX2に記された、COVID-19ワクチンの信頼獲得のための「諸戦略」です(3頁)。また、これら諸戦略のそれぞれについての詳細な記述が6頁以降で展開されているので、適宜参照してください。


 
ご関心のある方は以下のリンクからご覧ください。
 
また、報告書の原文はこちらから入手できます。

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