井上悠輔准教授による論文が Frontiers in Public Healthに掲載されました。
本プロジェクトメンバーの井上悠輔准教授(東京大学医科学研究所)が執筆した論文“Relationship Between High Organ Donation Rates and COVID-19 Vaccination Coverage”が Frontiers in Public Healthに掲載されました。
以下は井上先生による論文の紹介文です。
「本論文は、『新型コロナウイルス感染症の予防接種の進捗は、各国における臓器提供の活発さのパターンと似ている』という状況に注目し、その背景を「信頼」や「社会連帯」を糸口に考えています。OECD諸国における予防接種の展開を見ていると、急速に普及する国もあれば、早く始めても苦戦している国があったりします。各国で接種が本格化した2021年の夏・秋の状況を見ると、予防接種の展開は、その国における従来の移植臓器提供の活発さと有意な相関関係があるようでした。多変量解析の暫定的な結果によれば、「医療者・医療への信頼」が双方に共通のプラス要因であることも示唆されています。公衆衛生と社会のあり方を考えるヒントがあるかもしれません。」
以下にリンクを掲載しております。オープンアクセスになっておりますので、ご関心のある方はご覧ください。
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