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COVID-19パンデミック下でのACPの実践と課題についての資料を公開します

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の話し合いは、日本をはじめ北米や欧州、アジアの一部の国や地域の政策・臨床において重視されています。しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のように、死に至るまでの時間が比較的短い疾患の場合、十分に話し合いを行う時間や余裕が、患者とその家族、医療従事者の双方にない可能性が高くなるという問題が指摘されています。特に、諸外国では、COVID-19パンデミック(世界的流行)時の今こそACPの話し合いが重要だと指摘されており、実際に、COVID-19に関するACPガイダンスやフォーマットが作成され、重症化するリスクのある人たちにACPの話し合いを促す働きかけがなされています。その一方で、未知の感染症のパンデミック時にこのような話し合いを促すことには懸念も示されています。


そこで、諸外国を中心に、COVID-19パンデミックにおけるACP実践にはどのような課題が指摘されているのかを学術文献から探ることを試みました。総合学術文献検索プラットフォームEBSCOを使って課題を指摘する学術論文を抽出し、論文に言及されている課題や問題、その対応策などの概要を一覧表にしました。例えば、社会距離拡大戦略によって医療機関への来訪が制限された状況での話し合いには、意思疎通の問題や話し合いの結果を書面にする場合の法的要件の壁など、さまざまな問題や課題が指摘されています。さらに、議論の対象としている国や地域におけるACP関連の法制度についても参考までに提示しました。論文で示された研究や主張の詳細を知りたい場合は、論文名も明記しているので、個別にお読みいただければと思います。

(田中美穂 ⽇本医師会総合政策研究機構)


資料は以下のリンクよりご覧いただけます。


諸外国のACPの実践と課題
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