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​パンデミックELSIの
アーカイブ化

Archiving ELSI in Pandemic Responses

Image: "Novel Coronavirus SARS-CoV-2" by NIAID [CC BY 2.0 (modified; left)] & "Globe - East Asia space view" by Przemek Pietrak [CC BY 3.0 (modified; right)].

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Project
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本プロジェクトについて

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックに対する政府の対応は、人々の生活の隅々にまで影響を及ぼしています。このような公衆衛生的危機に際して、日本や海外諸国はこれまでどのように対応し、また今後どのように取り組むべきなのでしょうか。本プロジェクトでは、①COVID-19を中心とした公衆衛生的危機における倫理的・法制度的・社会的課題(ELSI)及びそれへの対応について調査し、②論点を整理してアーカイブ化すると共に、③これらの成果をさまざまな関係者と共有することにより、トランスサイエンス問題に対する人文社会科学系研究の社会実装の方法論を提示したいと考えています。

「パンデミックのELSIアーカイブ化による感染症にレジリエントな社会構築」
(RISTEX・戦略的創造研究推進事業 研究代表者:京都大学・児玉聡)

About the Project

The government’s response to the new coronavirus (Covid-19) has affected every corner of people’s lives. How well or poorly have Japan and other countries responded to such a public health crisis, and how can we do better in the future? In this project, we will: 1. Investigate the ethical, legal, and social issues (ELSI) in public health crises, including but not limited to Covid-19, and the responses to them. 2. Organize and archive the issues. 3. Present a methodology for the social implementation of humanities and social sciences research on trans-scientific issues by sharing and discussing these results with those involved, namely researchers, policymakers, the news media, and other people.

"Archiving the Ethical, Legal, and Social Issues in Pandemic Responses towards Building an Infectious-Disease-Resilient Society" (PI: Satoshi Kodama, Kyoto University. Funded by RISTEX, JAPAN)

Image: "Cholera Map of the Metropolis 1849" by Great Britain General Board of Health.  Wellcome Collection [CC BY 4.0].
Archive

​パンデミックタイムライン

​新型コロナウイルス感染症に関連する新聞記事(2020年1月〜)をELSI的観点から収集し、タイムラインを作成しました。左のタグから関心のあるものにチェックを入れると、該当する記事のみ表示されます。右の矢印(<>)でスクロール、+ーで拡大縮小ができます。(詳細はこちら。技術提供:NOT SO BAD​社)

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アーカイブ

Archive

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本プロジェクトの成果の中核をなすのは、研究調査チームによって収集、整理、翻訳されたパンデミックに関するさまざまな情報・資料と、その解説、分析、考察からなる「アーカイブ」です。

アーカイブを構成する項目は個別のブログ記事として随時このウェブサイトに掲載されます。利用者は、アーカイブを検索したり、記事につけられたタグを索引見出しとして閲覧したりすることができます。

​これらの記事はさらに、関連する倫理的・法制度的・社会的課題(ELSI)の領域、国と地域、感染症の種類などのカテゴリーによって分類されており、異なるテーマや関心の効率的な探索、検討が可能です。

​カテゴリーの一覧は現在構築中です。

People
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研究調査チーム

Project Members

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京都大学大学院文学研究科 教授 Professor, Graduate School of Letters, Kyoto University

 

倫理学の観点から、今回のパンデミックに対する各国の対応に関心があります。

 

Personal website

研究代表者
児玉 聡 KODAMA Satoshi
グループリーダー
井上 悠輔 Inoue Yusuke

東京大学医科学研究所 准教授

Associate Professor, The Institute of Medical Science, The University of Tokyo

医療倫理・研究倫理における、集団と個人の関係をめぐる問題に関心を持っています。

リサーチマップ

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グループリーダー
大北 全俊 OKITA Taketoshi

東北大学大学院医学系研究科 准教授

Associate Professor, Graduate school of Medicine, Tohoku University

主にHIV/AIDSについて倫理学・哲学の視点から研究してきました。COVID-19への対応を求められる各主体の負うべき責任とは何かということに関心があります。 リサーチマップ

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早稲田大学社会科学部 講師(任期付)

Waseda University, School of Social Sciences, Assistant Professor (without tenure)

倫理的な観点から各国における感染症対策や衛生に関する文化の違いを研究したいです。

ホームページ

調査実施者
鍾 宜錚 CHUNG Yicheng
調査実施者
福家 佑亮 FUKUYA Yusuke

京都大学
Kyoto University, Ethics​

専門分野(政治哲学)で得た知見を実社会の問題に還元していきたいと思います。よろしくお願いいたします。 

 

リサーチマップ

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ブリストル大学医学部公衆衛生学科 博士課程

Health Economics Bristol (HEB), Population Health Sciences, Bristol Medical School, University of Bristol

臨床現場における医療資源配分とその医師の役割を中心に関心があります。

​Profile at Bristol

研究協力者
濱島 ゆり HAMASHIMA Yuri
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調査実施者
洪 賢秀 HONG Hyunsoo

明治学院大学社会学部附属研究所・研究員/東京大学医科学研究所生命倫理研究分野・特任研究員

Researcher, Inst. of Sociology and Social Work, Meiji Gakuin Univ. / Project Researcher, Inst. of Medical Science, Division of Bioethics, Univ. of Tokyo

韓国社会におけるCOVID-19への対応について文化人類学・生命倫理学の観点からアプローチします。 リサーチマップ

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京都大学大学院 文学研究科 研究員

Researcher, Graduate school of Letters, Kyoto University

デカルト哲学および17世紀のフランスにおける道徳哲学を専門としてます。本研究では、諸外国の対応について情報を収集しながら、人権の制約や医療資源の分配といった問題について考えていきたいと思っています。

調査実施者
三上 航志 MIKAMI Koji
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調査実施者
石原 諒太 ISHIHARA Ryota

京都大学大学院文学研究科 修士課程Master Course Student, Graduate School of Letters, Kyoto University

 

​専門はカントの道徳哲学です。倫理的な観点から、Covid 19におけるHuman Challenge Studiesなどに関心があります。

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調査実施者
伊沢 亘洋 IZAWA Koyo

京都大学文学研究科科学哲学専修博士3年Ph.D student, Kyoto University, Graduate school of Letters, Philosophy of Science

科学的助言の文脈で、科学者の価値判断と事実判断を分離できるか、それらの判断をどのアクターが分担するべきかについて考えています。

 

リサーチマップ

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研究協力者
太田 勇希 OHTA Yuuki

ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン/セント・ベネッツ・ホール、オックスフォード​大学

UCL (University College London); St Benet's Hall, University of Oxford

なんでもやりたい、でもなにひとつ究められない、自転車操業の哲学的「よろず屋(jack of all trades)」